外国為替市場とインターバンク市場/円高・円安とは?

外国為替市場は通貨の交換場所?@

外国為替市場というのは、
わかりやすく言うと、
「通貨を交換する場所」のことをいいます。

 

ただし、「場所」といっても、
株式における東京証券取引所や
大阪証券取引所のように、
物理的な取引所が存在するわけではありません。

外国為替市場は通貨の交換場所?A

というのは、FXは株式とは異なり、
通貨を買いたい人と売りたい人の間で
合意に達すれば成立する
「相対取引」が基本なので、

 

市場参加者がインターネットや電話を使って
取引をしたすべての場所が
「外国為替市場」ということになるからです。

インターバンク市場とは?

インターバンク市場というのは、
信用度の高い銀行などの金融機関が、
相互に資金の運用と取引を行う
24時間体制の市場のことをいいます。

 

このインターバンク市場では、
為替レートの基準(ベンチマーク)が決められており、
電話回線や専用ネットワークを通じて
相対形式で取引が行われています。

 

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円高と円安とはどういう意味ですか?

新聞やテレビのニュースで毎日のように、
「円高・ドル安」とか「円安・ドル高」
などと報じられていますが、

 

これはどのような意味なのでしょうか?

 

例えば、
1ドル=110円から120円になったときは
「円安」です。

 

これは、以前でしたら
110円支払えば1ドルを買うことができたけれど、
120円支払わないと1ドルは買えなくなってしまった
ということですから、

 

すなわち、円の価値が
10円分下がってしまった
ということを意味してます。

 

つまり、
円の価値が下がった(安くなった)
⇒ 「円安」ということです。

 

反対に、
1ドル110円だったものが100円になったとすれば、
10円分、円の価値が高まった、
すなわち「円高」ということになります。

 

ちなみに、
ニュースなどで報じられる「円高・円安」は、
一般的に「前日の同時間比」です。

1ドル=100円は円高?円安?

1ドル=100円というだけでは、
円安とも円高ともいえません。

 

これは、通貨の価値が
「過去と比較してどのようになったか」
で決まるからです。

 

つまり、1時間前、
1日前に比べてどうかという考え方になります。

 

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