為替レートの仕組み/景気と通貨の関係は?

どのようにして為替レートは決まるのですか?@

為替レートというのは、
普通の商品と同様、
需要と供給の仕組みによって決まります。

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例えば、
オークションで商品を買う場合だったら、

 

「この商品が欲しい→どうしても欲しい→
自分以外にも欲しい人がたくさんいる→
少しくらい価格が高くても買おう…」

 

というように価格が決まると思いますが、
為替レートも同じです。

 

欲しい人が多ければその通貨は上昇し、
反対に、欲しい人が少なければ下落していく
という非常にシンプルな仕組みになっています。

 

とはいえ、通貨の場合は、
通常の商品よりも価格が上下する理由が複雑であり、
その見分けには多少の学習が必要になります。

米国のサププライムローン問題と米ドル下落

2007年夏頃から
米国でサププライムローン問題が表面化し、

 

続いて2008年には
米証券大手のリーマン・ブラザーズが破綻しました。

 

その後、
米国経済に対する不安感が増大→ドルを持ちたくない、
という人が増えたことから、

 

円やユーロと交換したい人が増加し、
ドル安が進んだのです。

 

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景気と通貨の関係は?

景気というのは、「気」というだけあり、
一般の人々の経済に対する気分のようなものです。

 

つまり、景気とは、
「今は何となく経済が悪い感じがする」とか「経済の調子がいいな」
などといった心理的な状態を差す言葉ということです。

 

調子の良いときというのは、
様々な物事が上手くいきます。

 

そして、経済の調子の良い国
というのは魅力的に映るものです。

 

通貨というのは、
その国の「強さ」を表すバロメーターのようなものですから、
国の調子が良ければ
その国の通貨は買われやすくなり、
通貨高になります。

 

反対に、
国の調子が悪ければ
その国の通貨は売られやすくなり、
通貨安になります。

 

ちなみに、現代はグローバル経済であり、
他国との取引なくしては
経済成長を持続できる国などないわけですから、

 

1つの国の景気の良し悪しが、
海を渡って他国に影響を及ぼすということを、
頭に入れておきたいところです。

 

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