ヘッジファンドと為替相場との関係は?/プラザ合意と円高

ヘッジファンドと為替相場との関係は?@

対外投資や輸出入に伴う
為替市場における売買行動というのは、
世界的規模で行われていますので、

 

常に巨額の資金が巨大なエネルギーとなり、
日々の為替相場に影響を及ぼしています。

ヘッジファンドと為替相場との関係は?A

このような中で、
ヘッジファンドなどの巨額な投資マネーは、

 

短期的な利益確保のための
緻密なシナリオに基づいて、
こうした為替市場での
日々の大規模な取引を巧みに利用しています。

 

またそれと同時に、
具体的な資本移動の時期や
タイミングを狙い済ましながら、
縦横無尽な投資行動を仕掛けているといえます。

 

なので、為替市場においては、一旦、
ある大きな流れ(トレンド)が巻き起こるような局面になりますと、

 

その大きな流れが一旦どこかで終息しない限りは、
一国による為替市場の介入などは
一定の効果はあっても、
そうした効果も一時的なものに終わってしまうといえます。

 

なお、このような大きなトレンドは、
予想を超えて長期間に及ぶこともありますし、
繰り返されることも多々あります。

プラザ合意と円高

1985年のプラザ合意といえば、
日本の積み上がる貿易黒字に
業を煮やした欧米主要国が
ドル安政策(円高)に舵を切ったものといえます。

 

アメリカの政治的意図が協力に働いたこともあり、
日本としては、10年に及ぶ超円高を
受け入れざるを得なかったわけですが、

 

これにより、ドル/円相場は、
当時の1ドル=240円台から1995年の1ドル=79円75銭まで
円高が進行することとなったのです。

 

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