金投資の税金は?
まず、金投資に関する税金としては、
消費税や譲渡益課税などがあります。
金地金や地金型金貨の課税方法は、
同様の取扱いを受けます。
しかしながら、
純金積立や金先物取引の課税方法というのは、
金地金や地金型金貨とは異なる課税方法が
適用されていますので注意したいところです。
金投資の消費税は?
現在の日本の財政状況を考えますと、
将来的には現在の消費税率である8%が
引き上げられることは確実であるかとと思われます。
そのような消費税ですが、
金投資における消費税については、
買付けの際には買付価格に上乗せされ、
売却の際には売却価格に上乗せされて
手元に戻ることになります。
ここで、現在の消費税率8%が
仮に10%に引き上げられるとすると、
購入時の金価格と売却時の金価格が
同じとなるケースにおいては、
その消費税率の差額分となる2%が、
将来における売却時の手取額の
増加要因となることに注目したいです。
つまり、消費税率が引き上げられる前に、
あらかじめ金地金や地金型金貨を購入しておくことも
有力な選択肢の一つになるということです。
日本の難題とは?
これまでの日本の強さの中にも、
次のような今後の日本にとっては致命的ともいえる
ほころびが目立ち始めています。
■国の借金…GDPのおよそ2倍にも達する巨額の公的債務残高
■急速な少子高齢化の進展
■大幅な貿易黒字を支えてきた輸出企業の競争力の低下...など
将来の日本のことを考えると
あまりにも多くの難題が立ちはだかっていますので、
こうした難題を克服することができるのかどうかといったことが、
ドル/円相場の先行きを占うことにもなると思われます。
現在の日本の社会には、
閉塞感が漂っており、
これに対する解決策も一向に見えてきません。
このような政治・経済を考えますと、
大幅な円安時代が到来する日もそう遠くないのかもしれません。
ちなみに、大円安時代は、
国内金価格にとっては追い風であるといえます。