レバレッジの管理とは?@
FXというのは、
株に比べて値動きは小さいですし、
取引対象通貨が0になることも
10倍になることもないですので、
本来は、ローリスク・ローリターンの商品です。
なので、手持ちの資金の範囲内で取引している分には、
元手をすべて失うというようなリスクは、ほとんどありません。
レバレッジの管理とは?A
しかしながら、レバレッジを利用する場合には、
少々事情が変わってきます。
というのも、このレバレッジは、
通常多くの取引業者では10倍程度まで可能ですが、
取引業者(海外の業者)の中には、
元手の400倍の金額を運用することができるところもあるからです。
400倍ということは、
100万円を元手に4億円相当の取引が可能ということです。
もちろん、うまくいけば多大な利益を得ることができますが、
もし失敗すれば、一瞬で元手を失うリスクがあります。
一般的には、証拠金の25%まで含み損が膨らんだ場合には、
取引業者による強制ロスカットが行われたり、
追加証拠金が必要になります。
どちらが行われるかは業者によって異なります。
※現在は、法改正があり、レバレッジ規制ができたので、海外業者には依然として規制はありませんが、国内業者の場合は、25倍までとなっています。
インターネット注文のミスは?
FXの注文ミスについてですが、
インターネット注文の場合は、
投資家が自らパソコンを操作して注文を出しますので、
そのミスは投資家の自己責任となります。
コールセンターの注文ミスは?
コールセンターの場合は、
「言った」「言わない」のトラブルが生じないように、
FX会社では、すべての注文を録音しています。
なので、顧客が注文した内容と
違う売買が執行されたのであれば、
その責任を問うことも可能ですが、
自分の発言ミスの場合には
裏を取られていますので、自己責任となります。
他の金融商品と同様、為替の世界でも、
営業マンが顧客の売買を勝手に行うことはできません。
もし、勝手に売買する業者があれば、
それは悪徳業者ですから
すぐにFX業者に乗り換えた方がよいです。
しかしながら、営業マンと相談したうえで、
それを納得して売買注文を出した場合には、
すべて自己責任となります。