通貨ペア、クロス取引、FXの約款の内容...

通貨ペアとは?@

基本的に為替取引というのは、
異なる2国間の通貨について、
一方を買い、他方を売るというものです。

 

つまり、常に2つの通貨を
同時に売買することになるので、
どの通貨とどの通貨を売買するかということを
「通貨ペア」という言葉で表現しているのです。

通貨ペアとは?A

外国為替市場では、
基軸通貨である米ドルの取引量が最も多いので、

 

米ドルと円、米ドルとユーロ、
米ドルと豪ドル…というように、

 

通貨ペアの一方は
米ドルであるのが一般的です。

クロス取引とは?

もちろん、円とユーロといった通貨ペアもありますが、
直接取引するケースは少なくて、

 

例えば、円売りユーロ買いの取引を行う場合には、
円売り米ドル買いを行うとともに、
米ドル売りユーロ買いを行うという形になります。

 

このように、
米ドル以外の通貨ペアの取引の場合には、
流動性を高めるために、
間に米ドルを介在させています。

 

こういった取引をクロス取引といいます。

 

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FXの契約書を理解しなければならないのは?

FXは、証券取引法による規制や
監督官庁(金融庁)の指導のもとで
取引される株式とは違い、

 

あくまでも当事者同士の契約によって
取引される金融商品です。

 

なので、当然、顧客である投資家は、
その契約内容を十分に理解しておく必要があるのです。

 

なお、取引業者ごとに
約款の内容というのは異なりますが、

 

実際に取引をする前に、
契約する事業者の約款の内容については、
しっかりチェックしておきたいところです。

FXの約款の内容は?

FXの約款は、権利義務、債権債務などの
法的諸問題に対応するように記述されています。

 

こうした法律用語が頻繁に出てくる文章というのは、
どうしても読みにくいので、

 

ざっと斜め読みしたり、あるいは
まったく読まずに、文書に署名したり
捺印してしまう投資家も少なくないと思われます。

 

しかし、現実には、
外国為替の自由化後、
為替取引をめぐるトラブルは後を絶ちません。

 

もちろん良心的な取引を行うFX会社も存在していますが、
投資家としては、どの事業者が安心で、
どの事業者が危なそうなのかという目を養っておくことは大切です。

 

約款や規定には、取引を行う際に
問題となりそうな箇所が必ず含まれているものです。

 

つまり、万一トラブルが生じても、
それに法的に対処するための
ショック・アブソーバーが内包されているのです。

 

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