通貨の信用リスクとは?@
FXは、預金でも債券でもなく、
あくまでも通貨を売買する金融商品ですから、
発行体の信用リスクというのは、
ほぼゼロといえます。
そして、通貨の価値がゼロになるということは、
よほどのことがなければ起こり得ません。
通貨の信用リスクとは?A
ただし、新興国のように、
国の財政事情が厳しい国の通貨であれば、
通貨の価値が暴落する可能性はあります。
しかしながら、
FXで取引可能な通貨の多くは、
日本や欧米先進諸国が中心で、
経済的にも安定している国の通貨ですから、
無価値になるリスクというのは、
非常に低いと考えられます。
つまり、国がなくならない限りは、
投資資金がゼロになることはないということです。
新興国とは?
新興国は、
エマージングカントリーともいいますが、
これから本格的に、
経済発展しようとしている国のことをいいます。
新興国で代表的なのは、
中国をはじめとするアジア、
東欧諸国、中南米諸国などです。
なお、
新興国は、成長性は高いですが、
経済基盤が脆弱なので、
相対的に投資リスクは高めになりますので
注意が必要です。
FXは通貨の組み合わせが豊富?
FXでは、通貨の種類も豊富ですが、
それだけでなく通貨の組み合わせも豊富です。
といのは、外国為替取引というのは、
ある通貨と別の通貨を交換することですから、
通貨の組み合わせに応じて、
通貨の種類以上に、
様々な取引ができるようになるのです。
つまり、円と米ドル、円とユーロ…
といった円との組み合わせだけでなく、
ユーロと米ドル、ポンドと米ドルなど、
円を絡めない通貨同士の組み合わせも
できるということです。
例えば、米ドル/円、ユーロ/円の取引で
損失を出してしまったとしても、
ユーロ/米ドルで
プラスの収益を得ることができるかもしれません。
このように様々な相場の状況に応じて、
通貨の組み合わせ次第で
利益を出すことが可能になるのです。
通貨ペアについて
FXにおいては、
上記のような通貨の組み合わせのことを
「通貨ペア」と呼んでいます。
また、FX業者では、
通貨そのものの種類というよりは、
通貨ペアの数で品揃えの豊富さを競っています。
なお、実際、多くのFX業者では、
10〜20通貨ペアを取り扱っているようですが、
100以上の通貨ペアが取引可能な業者もあるようです。