物価指数にはどのようなものがありますか?
物価に関する指標も、
為替相場に大きな影響を与えますが、
この物価指数には、次のようなものがあります。
■CPI(消費者物価指数)
■PPI(生産者物価指数)
CPI(消費者物価指数)とPPI(生産者物価指数)の内容は?
CPIとPPIの具体的な内容は、次の通りです。
■CPI(消費者物価指数)
消費者が購入する商品の
小売価格やサービス料金をそれぞれ集計し、
月ごとの物価の変化がわかるように、
ある時点の物価を基準として指数化したものです。
■PPI(生産者物価指数)
生産者が
商品やサービスを提供する時点での
価格の変動を指数化したものです。
具体的には、
生産者の商品やサービスの
売値の変化を表したものです。
なお、これらの物価指数は、
インフレ率の判断に利用されます。
スタグフレーションは絶対に避ける
モノやサービスの供給に対して、
需要が上回ると物価は上昇します。
この物価上昇については、
一般に年2〜3%の上昇であれば
それほど問題にはなりません。
しかしながら、極端に物価が上昇すると、
悪性のインフレを招き、
結果的に
景気を後退させる恐れがありますので
注意が必要になります。
また、このインフレ下の景気後退局面のことを
スタグフレーションといいますが、
こうした事態は絶対に避ける必要があります。
スタグフレーションとは?
スタグフレーションというのは、
スタグネーション(停滞)とインフレーション
の合成語です。
具体的には、インフレと景気後退(不況)が
同時に起こることをいいます。
そして、スタグフレーションになると、
インフレが進行して
貨幣や預貯金の価値が低下するとともに、
失業者が増え、経済が混迷に陥ります。