インフレと政策金利/消費者物価指数のコア指数とは?/物価指数・金利政策・通貨との関係は?

政策金利はどのように改定するのですか?@

インフレが懸念され始めると、
政府は需要をコントロールするために、
政策金利を上げる措置をとろうとします。

 

金利を上げれば、資金の借り入れが減り、
預金高が増加します。

政策金利はどのように改定するのですか?A

つまり、国民が
あまりお金を使わなくなるようにする
ということです。

 

そうした状態を作っておいて、
需要と供給のバランスがとれてきた時点で、
改めて政策金利の改定を行うのです。

 

ただし、金利は上げすぎるとオーバーキル※となり、
経済を沈滞化させてしまいますので、
注意が必要になります。

 

なお、デフレ期には、
マネーサプライを増やす政策がとられます。

 

※景気の引き締めすぎのことをいいます。

 

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金利上昇観測がある国の通貨は?

基本的に金利上昇観測がある国の通貨は、
その通貨の相場も上昇するとの思惑から、
買われやすくなります。

 

また、通貨ペアによっては、
スワップポイントを狙って、
その通貨を買おうとする投資家が増えてきます。

 

ただし、実際に政策金利の引き上げが決定されると、
その通貨が売られることもありますので、
注意してください。

消費者物価指数のコア指数とは?

消費者物価指数には、
コア指数という変動の大きい、
食品やエネルギーを除いた物価指数があります。

 

なお、消費者物価指数自体は上昇しても、
コア指数が下落すれば、
その国の通貨が売られることがありますので
注意が必要です。

物価指数・金利政策・通貨との関係は?

物価指数というのは、
金利政策に大きな影響を与えます。

 

そして、物価指数が上昇すると、
利上げの可能性が高まり、

 

利上げされる国の通貨は、
上昇する傾向があります。

 

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