CFTCで投機筋の動向をみる/COTレポートとは?

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個人投資家が、米ドルやユーロなど
主要通貨(メジャーカレンシー)の価格を動かすということは
ほぼ不可能ですから、

 

機関投資家など、投機筋の動きが顕著であれば、
その波に乗ることも重要です。

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そして、機関投資家の動向を知る上で、
個人投資家の大きな助けになるのが

 

「CFTC(Commodity Futures Trading Commission:米国商品先物取引委員会)」
の建玉明細になります。

CFTCの建玉明細とはどのようなものですか?

CFTCは、毎週金曜日に、
その週の火曜日までの大口投機家の
建玉明細を発表しますので、

 

これにより、ファンド筋が買いで入っているのか、
それとも売りで入っているのかがわかります。

 

■買い越し
・買いが売りを上回っている状態なので、投機マネーが買いに流れていると判断できます。
・通貨の上昇要因です。

 

■売り越し
・売りが買いを上回っている状態なので、投機マネーが売りに流れていると判断できます。
・通貨の下落要因です。

 

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CFTCとは?

CFTC(米国商品先物取引委員会)は、
本来は、米国内のFXを含む

 

デリバティブ市場での詐欺や
市場操作などの不正行為を取り締まり、
市場と市場参加者を保護すること

 

を目的として設立された機関です。

 

CFTCは、
その市場や市場参加者の保護の一環として、
大口トレーダーの口座を取り扱っている会社に、
該当するトレーダーの建玉状況を
毎日報告するように義務付けているのです。

 

なお、この報告では、
規制内容が異なることから、
トレーダーを大口ヘッジャー(当業者)と
大口投機家(非当業者)に区別しています。

 

つまり、大口ヘッジャーと大口投機家の取組高が、
毎日、CFTCにより報告されているというわけです。

COTレポートについて

CFCTは、大口投機家の建玉明細を
「COT(Commitments of Traders Report)」
として、

 

基本的に、毎週金曜日の取引終了後に、
その週の火曜日時点の取組内容を発表しています。

 

個人投資家は、
このCOTレポートを見ることにより、
投機マネーの買い玉あるいは売り玉の増減を判断します。

 

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