FOMCとECBの動向に注目

FOMCにおける議論とは?@

例えば、米国経済が低迷し、
さらに、インフレ気味であった場合には、
「景気回復」か「インフレ回避」かという、
2つの方法論が議論されます。

 

両方とも
米国経済を良好にするための政策ではありますが、
金利政策の観点からみますと完全に相反します。

FOMCにおける議論とは?A

つまり、
景気回復に重点を置くのであれば
金利は下げるべきですが、

 

インフレ回避に重点を置くのであれば
金利は上げるべきだからです。

 

FOMC後の会見では、
議長がかなり曖昧な表現で
これについての考えが示されるのですが、

 

これが米メディアや通信社により解釈され、
それが材料として市場に出回ることになります。

FOMCとは?

FOMC(Federal Open Market Committee)
というのは、連邦公開市場委員会のことです。

 

ここでは、
米国の連邦準備制度の金融政策に基づく
公開市場操作※の方針を決定します。

 

※マネーサプライの調節、金利・為替水準の誘導などです。

ECBの動向にもチェック

ECB(欧州中央銀行)は、
ユーロ圏経済の最高意思決定機関であり、
ここからユーロ圏の金利が発表されます。

 

なので、ECBの動向にも
注視したいところです。

EU理事会とは?

ユーロ圏の「EU理事会」というのは、
EU各国の代表が集まって、
EUに関する経済、財務、対外関係、総務などの
方向性を検討、発表する機関のことをいいます。

 

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