金資産の価値が見直されている?/金はリスクヘッジとして保有?

金資産の価値の見直しとは?@

株式市場は回復の兆しは見せているものの、
依然として先行き不透明感が漂っており、
また、世界的な低金利は相変わらずです。

 

資産運用を取り巻く環境は厳しい状況が続きますが、
個人投資家としては、今後「金(ゴールド)」と
どのように付き合っていったらよいのでしょうか?

金資産の価値の見直しとは?A

今回の金融危機があってから、
金価格は株価と同じように下落したわけですが、
その落ち込み方は株価ほどではありませんでした。

 

これは、
「金(ゴールド)」の資産としての価値が
見直されている証しだと思われます。

なぜ、今「金」が見直されているのですか?

預金の場合は、
預けた金融機関のリスク、

 

株式などの有価証券は、
発行した会社の信用リスクがありますが、

 

「金」には、
特定の発行体の信用リスクがありません。

 

それだけでなく、
「金」は資産としての長い歴史を持っており、
どこの国であってっも通用します。

 

つまり、「金」そのものに価値があり、
価格もそのように動くということです。

 

よって、資産全体に対する一定割合を
「金」に振り向ける、あるいは投資するというのは、
非常に意味のあることだといえます。

金はリスクヘッジとして保有?

「金(ゴールド)」は絶対に紙切れにはならない
という、他の金融資産にはない特性があるわけですが、

 

その一方で、
「金」を持っていても利息も配当もつかず、
値上がり益しか期待できない
という特性もあります。

 

つまり、「金」は資産としては
殖える可能性が非常に低いもの
と考えることもできるのです。

 

このように「金」にはデメリットもありますから、
運用手段の1つとして考えるよりは、

 

むしろ究極の保険、すなわち
資産全体に対するリスクヘッジとしてとして
保有するべきであるという見方もあります。

 

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