金価格を決定する要因とは?(4)

これまでの金価格の推移はどのようになっているのですか?@

過去、金価格は次のように推移してきました。

 

■ソ連軍アフガニスタン侵攻・第2次オイルショック
・ソ連のアフガニスタン侵攻やイラン革命などで、
 金価格は大きく上昇しました。

 

・この頃「有事の金」という言葉が誕生しました。

これまでの金価格の推移はどのようになっているのですか?A

■メキシコ債務危機
・1982年、メキシコ債務危機やフォークランド紛争などによる
 国際緊張の高まりが
 「金」や資源価格の上昇につながりました。

 

■G5でプラザ合意
・1985年、プラザ合意による
 ドル高是正承認後の3年間、
 ドルは下落し、
 金価格は上昇を続けました。

 

■湾岸戦争勃発
・湾岸戦争が圧倒的な米国の軍事力によって
 瞬時に決着したことにより、
 「強いドル」への世界的な信頼が成立しました。

 

・これにより「有事の金」から
 「有事のドル」に流れが変わりました。

 

■米国同時多発テロ
・米国同時多発テロにより「有事の金」が復活しました。

 

・それ以降、中東やパレスチナなどで
 国際緊張に対する心理的ヘッジ先として
 「金」が重要な選択肢となります。

 

■日本でペイオフ全面解禁
・サブプライムローン問題に端を発した
 世界金融不安が高まる中、
 米国経済の後退が懸念され、
 ドル安と金価格高騰に拍車がかかりました。

 

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